シルシル満ちる

私の宇宙を感じるままに、そのままに、思うがままに

終活

「終活」

それは、生まれたその瞬間から始まっている。

私達の人生の真価は、

最期の時、その肉体を脱ぐその瞬間、

何を感じているか、何を思っているか、どんな心地か・・それにかかってる。

 

やり切ったと思っているか

楽しかったと思っているか

穏やかな感覚か

心地良い感覚か

幸福な感覚の中にいるか

誰かに、この世界に「ありがとう」と思っているか

自分に「ありがとう」と思っているか

 

若しくは・・・

肉体の痛みに苦しんでいるか

何かに後悔をしているか

悔しさを抱えているか

まだやり残していることを思っているか

誰かを憎んでいるか

誰かに「ごめんなさい」と思っているか

自分を責めているか・・・

 

肉体を脱いで次の旅に出るその瞬間

自分の人生を走馬灯の様に振り返りながら、

幸せを感じて、ゆっくりと目を閉じることが出来るか

その人生のすべてはその瞬間にかかっている。

その最期の一瞬のその思いが、その生涯の答えとなる。

 

生まれた時から連続的に続く”今”という瞬間を積み重ね、”最期”の時はやってくる。

生きている全ての時間が”最期”の瞬間の心地や思いに繋がっている。

命ある全ての瞬間において、

何を行い、何を考え、何を感じ、何を想い、何を選択したのか、

どんな経験をし、どんな体験をし、何に気付いたのか、

その道のりと変容、変化、成長、または気付きのゴールが最期の時となる。

 

また、こうも感じられる。

その生涯でどれくらい幸せの瞬間に気付いたか、

その生涯でどれくらい不幸とその瞬間を捉えていたか、

その生涯で心地良さをどれくらい自分に与えていたか、

その生涯でどれくらい苦痛を自分に与えていたか・・・

最期、それら全て思った時に自分の人生をどう感じるのか。

 

それは生まれた瞬間から始まり、

今この瞬間も含めた日々の一瞬一瞬が「終活」そのもの。